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 いずみおおつボランティア情報 第41号(2006年3月8日発行) 1面

防災 助け合う環境づくり
 泉州ブロックボランティア連絡会で交流会開催
   〜防災・減災について話し合う〜
 防災というのは、そこに住んでいる人達が主体となって地域を守っていくのが基本になると思います。自分の命は自分で守る「自助」・地域の安全は地域で守る「共助」・それらをバックアップする行政の「公助」が共に力を出し合う必要があります。
 災害はいつ起こるか分かりませんが東南海地震のように予測されているものに対しては、子どもから高齢者までが防災に対して共通の考えを持ち行動できれば減災できます。行政はいろいろな方法で情報を発信し、住民はそれらを取り入れる。一つの方法としてハザードマップによる災害危険度を確認する。防災地図を地域で作り避難情報を共有するなどができます。
 府下市町村ボランティア連絡会では「災害救援活動検討部会」を作り災害時におけるボランティアの役割や活動について話し合い、実践事例をもとに今後の具体的な活動方法を学ぶ学習会を開いたりしています。  一人のボランティア・一団体のボランティアだけでは活動に限りがあります。 ネットワークを組むことで災害時には有効な力になることが、これまでの多くのボランティア体験からも明らかになっています。何度も顔を合せ同じ立場で話し合うことでつながりができます。
交流会
 府下市町村ボランティア連絡会泉州ブロック交流会もその一つで、今回は泉大津市が当番市に当たり、2月13日に開催しました。
 講演会・防災グッズの展示・非常食の試食・ハザードマップの交換と盛りだくさんの内容でした。
講演
 講師の長崎圭子氏は、10代の頃交通事故に遭い、右下肢機能全廃の身体障害者になりました。
 毎日が、死を考える生活から友人の支えもあり、自分にも人の役に立つことがあることをボランティアに見い出し活動されています。
 現在は二次障害の進行により、電動・手動車椅子と歩行を使い分け、NHKラジオ第二「ともに生きる」のメインキャスターとして取材やイベント司会に情熱を傾けておられます。
 それらの体験を元にした講演「ボランティア活動に思うこと」は会場の皆を納得、感動させるものでした。
講演を聴いての感想
○仲間を増やす大切さとネットワークを広げる必要性を感じました。
○障害があっても明るく、前向きに取り組んでおられる姿勢に感動し、おおいに力をもらいました。
意見交換会
 缶詰めのパン・水で戻すお餅・ごはん等の試食をしました。想像以上に味も良く、「おいしい」と好評でした。
 また、防災は個々の日頃の意識、地域のつながりが最も大切だと話し合いました。
防災グッズの展示
 実際に家庭で備えている防災グッズを展示しました。「我家に常備していないものもあり、参考になった」という声も多数、聞かれました。

小中学校でも大活躍!!
 今年度も多くのボランティアグループが、市内の小・中学校に行きました。
 各グループが、日頃活動していることや、障害のある人たちのことを少しでも生徒のみなさんにわかってもらえるよう、色々と工夫し、指導しています。
 車椅子を押す・乗る・アイマスクをして友達とペアで歩く・白杖をついてひとりで歩く・手話で会話をする・点字板を使って点訳をするなどなど。
 これらの体験を通し、たくさんの思いやりの心が育ってくれればと思います。

ボランティア活動を考える講演会開催
 近年、幼い子どもが犠牲になるという、本来はあってはいけない残虐な事件が社会を震撼させています。
 子どもの見守り活動をはじめ昨今、様々なボランティア活動が注目されています。
 ボランティア活動をしたいけれど、一歩踏み出せずにいる人。何年か活動をしているけれど、もっと知識を増やしたい人。など、悩んでいる方、一緒に「ボランティア活動」について考えてみませんか。
 このたび、ボランティア連絡会が、講師をお招きして講演会を次のとおり開催いたしますので是非、多数ご参加下さい。
講演内容  「ボランティアを考える」
講  師  大阪体育大学 助教授 大谷 悟 氏
開催日時  平成18年5月12日(金)午後1時30分〜3時
場  所  市立総合福祉センター
対象者  市内在住の方
受講料  無料
定 員  50名(先着順)
申込み  4月3日(月)〜4月21日(金)迄に市社会福祉協議会ボランティアセンター(23-1393)へ

救急救命講座 参加者募集
 「備えあれば憂いなし」のことわざのとおり、ちょっとした知識があれば、救急車が来るまでに応急処置ができ、命びろいにつながることも少なくありません。
 毎回、参加希望者が多いこともあり、社会福祉協議会ボランティアセンターでは第5回救急救命講座(普通救命講習)を次の日程で開催いたします。
 参加者には、「普通救命講習修了証」(2年間有効)を発行いたしますので是非ご参加ください。
●開催日  3月24日(金)午後1時30分〜4時30分
●場 所  泉大津市消防本部3階(小松町1番70号)
●対象者  市内在住の方
●定 員  25名(先着順)
●参加費  無料
●内 容  心肺蘇生・人工呼吸・止血・溺水・熱傷の手当て等
●講 師  市消防本部救急救命士
●申し込み・問い合わせ
  3月15日(水)までに福祉センター(市役所北隣)へお越しのうえ、お申し込み下さい。
   市社会福祉協議会(23-1393)


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