認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、認知症の正しい理解の普及、早期診断・早期対応の支援、本人及び家族への支援等に取り組んでいます。
認知症初期集中支援チームとは
医療・介護専門職、認知症サポート医からなるチーム員が家族等からの相談により、ご自宅で生活されている認知症が疑われる人や認知症の人を訪問し、医療や介護など、その人に応じた支援を行います。(チラシ)
講師役である「キャラバン・メイト」を無料派遣し、地域や職域団体等を対象に、認知症の正しい知識や、接するときの心構えなどをお伝えする講座を「認知症サポーター養成講座」と呼びます。
認知症サポーター養成講座は、自治体や職域団体・企業、自治会等と「キャラバン・メイト」の協働で行われ、講座を受講した人が、「認知症サポーター」となります。
認知症サポーターの育成は、厚生労働省が実施する「認知症サポーター100万人キャラバン」における主な取り組みであり、これにより、「認知症になっても安心して暮らせるまち」の実現を目指しています。
認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族を温かい目で見守る「応援者」です。その上で、自分のできる範囲でサポーターとして活動しています。認知症サポーター養成講座で得た知識を生かし、近所で気になることがあればさりげなく見守る、まちなかで困っている人がいたら手助けすることも立派な活動のひとつです。
講座を修了すると、認知症を支援するサポーターの「目印」として、オレンジリングをお渡しします。
職域団体、市内に在住・在勤・在学されている方の任意の集まりで、1回の講座に10名以上の受講者を確保できる場合、講座の講師(キャラバンメイト)を派遣します。(無料)
申し込みの流れは、認知症サポーター講座チラシを確認してください。
認知症サポーター数 12,332人 (令和6年3月31日現在)
認知症サポーター養成講座は、平成22年度から取組み、ご近所や友達といった有志の集まりや、自治会、コンビニ、だんじり関係団体、地域諸団体、小学校、中学校、PTAなどから申し込みを受けて実施しています。
認知症について正しく理解するための市民向けの講座です。
認知症の症状や認知症の方への接し方を学ぶことができます。
初回受講者には、サポーターの証として“オレンジリング”をお渡しします。
令和6年度は6月18日(火)、12月19日(木)の2回開催し、61名のサポーターが誕生しました。
令和7年度も年2回開催予定です。
まだ受講されたことがない方の参加をお待ちしております。
「キャラバン・メイト」は認知症サポーター養成講座の企画・立案をし、講師を務める人です。医療や介護の専門職をはじめ、多様な人材がメイトとして活躍しています。「キャラバン・メイト」になるには、大阪府が開催するキャラバン・メイト養成講座を受講する必要があります。受講に関しては、地域包括支援センターにお問い合わせください。
泉大津市の認知症キャラバンメイト 【所属事業所一覧】R7.3.31現在(五十音順)
アザリアケアプランセンター |
オズ居宅介護支援事業所 |
居宅介護支援事業所 覚寿園 |
ケアプランセンターぼいす |
ローズガーデン条南苑ケアプランセンター |
デイサービスジャンボ |
デイサービスタタミ |
リハビリGO |
メディカルケア訪問看護ステーション |
愛の家グループホームあびこ |
愛の家グループホームいけうら |
特別養護老人ホーム美休 |
特別養護老人ホームローズガーデン条南苑 |
アベリア薬局 |
泉大津市立病院 |
メロディー薬局 |
オズいきいきネット相談支援センター |
覚寿園いきいきネット相談支援センター |
百楽園いきいきネット相談支援センター |
ローズいきいきネット相談支援センター |
泉大津市地域包括支援センター |
泉大津市社会福祉協議会 |
泉大津市高齢介護課 |
泉大津市障がい福祉課 |
介護予防ボランティアひまわり |
認知症サポーター養成講座を受講された方を対象にした講座です。 講座の内容は認知症サポーターで学んだことを基本として、認知症の人への具体的な接し方や、サポーターとして活動できるイベントなどもご紹介します。 地域で認知症の人や家族を見守る体制の充実と、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりのために、みんなで一緒に考え、行動し、支援の輪を広げましょう。
令和6年度は7月11日(木)、8月8日(木)の2日間で開催し、認知症の人への具体的な接し方から、一歩踏み出してサポーターとしてできることについて考えていただきました。
両日参加していただいた15名の方が講座を修了されました。
認知症になると気持ちを表現しづらくなり、本人の行動が“周囲には理解できないもの“と映ってしまうことが多くあります。
その行動は「徘徊」「帰宅願望」「入浴拒否」「暴力・暴言」などの様々な言葉で表され、”認知症だから起こすもの”と思われがちです。
しかし認知症の人すべてに、このような言動が現れるわけではありません。本人がとるこれらの言動には、本人の性格やこだわりのほか、家族・支援者の言動が影響して引き起こされたり、理由があることが多いのです。
今回は講義で「認知症について学ぶ」のではなく、認知症の人が体験している世界をVR機器をとおして「認知症を体験する」ことで、認知症を理解しようとするプログラムです。
※VRゴーグルをつけて映像を視聴します。VR酔いをされる方は体験できない可能性があります。
令和6年度は10月22日(火)、24日(木)の2日間開催し、認知症の人を介護しているご家族、「介護者家族の会」の会員、医療介護専門職など、32名が参加されました。
令和7年度も開催を予定しています。認知症の人が体験している世界に没入し、認知症に対する理解を深めましょう。
認知症の人、家族、医療や介護の専門職、地域の人など、誰もが気軽に集え、相談もできる居場所(いわゆる認知症カフェ)の開催を支援しています。
認知症カフェは、基本的に認知症や介護に関する相談の場ですが、実施主体によって内容はさまざまです。 どなたでもお気軽にお越しいただくために、泉大津市では「認知症カフェ」を「人(にん)カフェ」と呼ぶことにしました。 認知症に関するご相談だけでなく、住み慣れた地域に暮らすいろんな人との出会いのきっかけになれば幸いです。目印ののぼり(右の写真)を立てていますので、見かけたらぜひお立ち寄りください。
※なお、全国的な呼称である「認知症カフェ」と、泉大津市の「人(にん)カフェ」の両方の名称が存在することについては、ご了承ください。
※カフェの開催状況については変更があり得ますので、「人(にん)カフェチラシ(PDF)」に記載されている各連絡先にお問い合わせください。
認知症カフェの特徴
認知症の人やその家族、支援者や地域の人が
認知症の人にとって
家族にとって
認知症の人やその家族にとって
コロナ禍がきっかけで始まった屋外での認知症カフェ「認知症オープンカフェ」ですが、 「おでかけ人(にん)カフェ」として、これからも市内のさまざまな機関やイベントとコラボして開催していきます。 オープンカフェでも認知症や介護に関する相談をお聞きしていますので、お知り合いやご近所の人ともお誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。
令和6年度
令和6年度は、5月12日(日)の東陽ふれあいフェスタ、10月20日(日)のだれでもchallengeで人カフェを行いました。 相談はありませんでしたが、今後もいろんな場をとおして「人カフェ」の存在を知っていただく活動を行っていきます。
<お問い合わせ>
地域包括支援センター(☎0725-21-0294)
認知症になったら何もできなくなるわけではありません。
認知症の本人が、自らの姿と声を通じて発信している「新しい認知症観」によって、認知症はさらに、誰にとっても身近になっています。
認知症の人が尊厳を保ちながら、希望をもって暮らすことができるよう、そして、認知症があってもなくても、その人らしく過ごし、やりたいことがきるようにと、「だれでもchallenge」を企画しました。参加、観覧自由です。みんなで、いろんなことにチャレンジしよう!
令和6年度は10月20日(日)、東雲グランドで開催しました。
ラジオ体操から始まり、「徒歩リレー」や「くつした玉入れ」などユニークでゆるーい競技を楽しみました。ギター演奏やバルーンアート、射的、工作など、楽しいブースもあり、認知症の人やその家族だけでなく、いろんな人が参加されました。
令和7年度も開催を予定しています。みなさん、日頃から体を動かして、challengeできる体力づくりをして待っていてください。
認知症と診断された当事者や家族が、相談窓口や医療・介護のサービス、地域の社会資源を知ることができるように、そして周囲の人が認知症に ついての理解を深め、偏見や誤解をなくすために、 「いずみおおつオレンジ手帳」を作成しました。
令和6年11月改訂版はこちらからダウンロードできます。「いずみおおつオレンジ手帳(PDF)」
認知症は誰もがなりうることから、周囲が認知症への理解を深め、認知症の人やその家族が地域のよい環境で自分らしく暮らし続けられることができる地域の実現に向けて、認知症フォーラムを開催しています。
令和6年度は9月7日(土)にテクスピア小ホールで開催しました。
テーマは認知症になっても暮らしやすくするための備えとして「受けたい医療や介護について」と「お金の管理について」を講演していただき、 75名が参加されました。
令和7年度も開催を予定しています。知りたい、聞きたいテーマがあれば、ぜひ地域包括支援センターまでご意見をお寄せください。